● 病気を予防したい
● ダイエットの効果を上げたい
誰しもが病気を予防し健康的な体型を維持したいと願うはずです
実は『内臓を温める』ことで健康に近づくことができます
では、内臓を温めるには何をすれば良いのでしょうか?
今回紹介する内容は全国冷え性研究所所長であり理学博士の山口勝利さんの『死ぬまで元気でいたければとにかく内臓を温めなさい』の一部分です
それでは解説していきます
本記事の内容
内臓温度とは

内臓温度とは言葉通り内臓の温度であり、体の奥の温度のことです
間違ってはいけないのが、体温計で測れるものではないということ
体温計で測れるのは身体の表面温度であり、体温が高いからといって安心してはいけません
体表面の温度が高いからといって、内臓温度が高いということにはなりません
✔️内臓温度とは?
・体表面温度より内臓温度は1〜2℃ほど高い
・37.2℃〜38℃くらいが理想的
山口勝利さんは20年近く6万人の血流と内臓温度を調べた結果として冷え性の人のほどんどが内臓温度が低いということを明らかにしています
また、日本人の8割の内臓が冷えているということも事実です
つまり、この記事を読んでいるあなたの内臓も冷えている可能性が高いということになります
内臓が冷えてしまうことで本来私たちが持つ健康を保とうとする体の機能がうまく働かなくなってしまい下記のような症状にかかりやすくなってしまいます
・ がん、腎臓病、心筋梗塞、脳卒中
・ 高血糖、糖尿病などの生活習慣病
・ 風邪やインフルエンザなどの感染症
・ 肥満、肩こり、腰痛
・ 便秘、胃もたれ
さらに、内臓温度が低いことで自律神経が乱れてしまいイライラ、集中力の欠如、やる気の低下などを起こす危険性があります
逆に言えば、内臓温度を上げればあらゆる病気を遠ざけることになります
それでは、内臓を温めることで得られるメリットについて解説していきます
内臓を温めることで得られるメリット
老化に効く
内臓温度を上げることで抗酸化酸素が働きやすくなり活性酸素の毒性を打ち消してくれます
私たちは呼吸によってたくさんの酸素を体内に取り組みエネルギーを生成しますが、その過程で生成してしまうものとして活性酸素があります
1日に取り込んだ酸素の2%が活性酸素になると言われており、がんなどの様々な病気の原因になる他に血管や皮膚などの老化を促進させ動脈硬化やシミ、シワなどといった老化現象を引き起こす原因にも繋がってしまいます
つまり、活性酸素を増えすぎないようにするためにも内臓温度を上げることがとても重要になります
免疫力がUPする
体調を崩しやすい人と崩しにくい人の違いは免疫力の違いによるものです
免疫は私たちをウィルスや病気から守ってくれます。当然ですが、免疫力が低下していると体調を崩しやすくなりウィルスに感染したり病気のリスクが増えてしまいます
健康的に過ごす上で大切な免疫力は内臓温度を上げることでUPさせることができます
というのも、内臓温度が上がることで血流が良くなり、血液中の白血球がしっかりと働くようになります
白血球というのは免疫システムの主役であり、ウィルスや細菌を撃退してくれる役割があります
内臓温度を1℃上昇させると免疫力が5倍になり、逆に1℃下がると免疫力が30%低下します
がん予防につながる
実はがん細胞は健康な人であっても1日3000〜5000個ほど作られていますが、どうしてがんを発症しないのでしょうか?
それは、免疫システムががん細胞を撃退しているからです
内臓温度が下がり免疫力が低下するとがんのリスクが一気に高まってしまいます
というのも、がん細胞は低温を好むという特徴があります
内臓温度が低い人は大体35℃台とされており、がん細胞が活発に働くといわれている温度に近い状態といえます
つまり、内臓温度が低い状態というのはがん細胞に最適な環境ということになります
逆にがん細胞は高温に弱い特徴があり、心臓や脾臓ががんにならないのは他の臓器よりも高温だからです
とにかく、内臓温度を上げることでがんの脅威を遠ざけることができます
脳が活性化する
脳の活発化には酸素と栄養が必要でありそれらを運ぶのが血液になります
つまり、血流が悪くなると脳に十分な栄養を循環できないため脳の機能が低下します
内臓温度と血流には深い関わりがあり、内臓温度を上げることで血流が良くなります
逆に、内臓温度が低いと血流が悪くなるということです
脳を活性化させたいのであれば内臓温度を上げることが必要になります
心筋梗塞や脳卒中を予防する
心臓につながる血液が途絶えたときに起きてしまうのが心筋梗塞であり、脳につながる血液が途絶えたときに起きてしまうのが脳卒中です
内臓温度が低く血液の流れが悪い状態だと心筋梗塞や脳卒中になりやすいです
つまり、内臓温度を上げて血液を良くすれば両方の対策につながるということになります
基礎代謝が上がりダイエット効果がある
内臓温度を上げることで基礎代謝が上がりダイエットにも効果があります
ダイエットをいくら頑張ってもなかなか痩せない原因として実は内臓温度が関係しています
というのも、内臓温度が1℃下がると基礎代謝が15%低下します
例えると、成人女性ではおにぎり一個分のカロリーと同じであり、食事量が変わらなくとも毎日おにぎり一個分のカロリーが上乗せされているということです
1ヶ月で30個分のおにぎりが上乗せされていると考えると約5400キロカロリーが食生活を変えていないのにも関わらず蓄積されているということです
ということは、内臓温度を1℃高めることで逆におにぎり一個分のカロリーが消費されていくので何もしなくてもダイエット効果があるということです
さらに、内臓温度を上げると内臓脂肪が落ちやすくなり高血圧や糖尿病、動脈硬化を防ぐことができます
内臓温度を上げることは病気の予防以外にもダイエット効果があるということです
内臓温度を上げるには『ヒハツ』を摂取しよう

『ヒハツ』とはコショウの一種であり2400年前から薬剤として存在してきました
別名として「ロングペッパー、ピパーチ、ヒバーチ」また沖縄では島コショウとも呼ばれています
インドでは紀元前から食生活に欠かせない香辛料ではありますが、私たちの生活には馴染みが薄い食材かもしれません
インドの伝統医学であるアーユルヴェーダでよく利用された薬草でもあります
✔️ 内臓温度を上げる究極の食材『ヒハツ』
・2週間1日1g摂取すると60歳女性で0.4℃、50歳男性で0.9℃上がる
・血管を強くする作用がある
熱は毛細血管を通して体内に運ばれていきますが、ヒハツに含まれるピぺリンという成分が毛細血管を強くしてくれます
つまり、ヒハツが内臓を温めてくれるのは毛細血管を強くしてくれるからということです
【注意】内臓を冷やす間違った生活習慣
野菜を食べ過ぎることで内臓温度が低下する

カロリーが低いからといって野菜ばかり食べてはいませんか?
実は生野菜は内臓温度を低下させる代表的な食材であり、夏野菜である「トマト、レタス、きゅうり、なす」や果物は特に要注意です
少し食べる程度であれば問題はありませんが、摂取し過ぎることで内臓温度が下がってしまい返って痩せにくい体質になってしまいます
おさらいしますが、内臓温度が1℃低下するだけで基礎代謝が15%落ちてしまいます
「積極的に野菜を食べているのに体重が落ちない」と悩んでいる人は逆に野菜の食べ過ぎによって基礎代謝が落ちているという証拠です
夏野菜である「トマト、レタス、きゅうり、なす」などを食べるときはできるだけ温めて食べる、もしくは極端に食べ過ぎることを防ぐことが大切です
また、逆に内臓を温めてくれる食材として「根菜類、にんじん、ごぼう、れんこん、いも類」があります
野菜が好きな人はこれらの食材を積極的に取ることをオススメします
牛乳やヨーグルトは内臓温度を低下させる

腸内環境を整えるヨーグルトや牛乳は身体を冷やしてしまう食べ物に分類されます
ヨーグルトを食べる時間帯というイメージとして朝がありますが、朝は最も体温が低い時間帯です
朝に身体を冷やす食べ物であるヨーグルトを食べることはあまりオススメできません
ヨーグルトに含まれる乳酸菌は朝に摂取しなければいけないという決まりはありませんので夜に摂取しても効果は変わりません
どうしても朝にヨーグルトを食べたいという人はヨーグルトを食べた後に身体を温める飲み物を飲みましょう
足湯や熱い風呂は内臓が冷える原因になる

足湯は足をお湯につけている状態であればポカポカしますが、お湯から足を出すと一気に足先の血管から熱が逃げてしまい、結果的に内臓を冷やす原因になってしまいます
また、熱いお風呂に入ることで身体を温めることができると思いがちですが物理的に長くお風呂に浸かることが不可能ですよね?
身体が芯まで温まる前にお風呂から上がってしまいます
熱くても長く入ることができるという人もいるかもしれませんが、熱いお風呂に長く浸かれば良いというわけでもありません
熱過ぎるお風呂に長く入ることで内臓や心臓に負担がかかってしまいます
40℃以下のぬるめのお風呂に半身浴しましょう
みぞおちより下の部分だけをお湯につけて頭皮から汗が滴るぐらいまでしっかり入ることがオススメです
【結論】健康法を実践するよりも内臓温度を上げることを優先すべき

運動習慣を身につけて、どんな健康法を心がけていたとしても内臓が温かくなければ病気になるリスクは高いままです
せっかくやっている健康のための努力も無駄になってしまうことがあります
つまり、どんな健康法を試したところで同時に内臓を温めなければ全てが水の泡になってしまう恐れがあるということです
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