● ストレスをいつも抱えている
● いつも不安感に襲われている
● 人生が楽しくないと感じる
私たちは何かしらストレスを常に抱えながら生きています
職場の人間関係であったり、他人の批判や悪口が気になったり、今の仕事が自分に向いていないことで悩んでいたり
今回紹介する内容は10万本の科学論文を読破し、メンタリストDaiGoさんが日本一尊敬しているという鈴木祐さんの『超ストレス解消法』の一部分です
この本はハーバード、スタンフォードといった一流の研究機関が実証したストレスに本当に効く100つのメソッドを厳選してまとめてあります
それでは解説していきます
本記事の内容
一般的なストレス解消法は意味がない
・ カラオケ
・ マッサージ
・ 好きな音楽を聴く
・ お酒を飲む
・ ショッピング
上記のような一般的なストレス解消法は一時的な発散にしかなりません
それなりに効果があったとしてもストレスを根本から解決したとは言えません
上辺だけのテクニックや科学的に効果のないストレス解消法を試したところで一時的な気休めでしかないのです
かえってお金を浪費したり、時間を無駄にしてしまい後々後悔してしまうことがあります
どうせなら効率の良いストレス解消にお金と時間を使うべきです
まずはストレスに関する知識を身につけていき、科学的に根拠があり、効果実証済みであるストレス解消法について理解を深めていきましょう
ストレスは3種類存在する

・ショートストレス:短い期間に感じるストレス
・ループストレス:何度も繰り返してしまうストレス
・ロングストレス:長期的に感じるストレス
ストレスには上記のような3つの種類が存在します
それぞれ解説すると、ショートストレスというのは私たちが最も体験するストレスであり、上司に怒られたり、友人と喧嘩したりなど短い時間で感じるストレスです
ループストレスというのは、何度も上司に怒られるなどショートストレスを何度も繰り返してしまうストレスです
ロングストレスというのは、ブラック企業を辞められずにいたり、常に借金のことを考えてしまう、幼少期のトラウマが頭から離れないなど慢性的なストレスであり、最も人生へのダメージが大きいです
ストレスが日常的な存在になってしまうとストレスをストレスと感じられなくなります
やがて心が蝕まれていき「人生面白くない」と感じ始め、最悪の場合として『早死に』や『自殺』などに繋がってしまいます
つまり、目先のストレス解消法を行なったところで心の奥底に眠る『ロングストレス』を潰すことはできません
私たちはまず『ロングストレス』に対して適切な対策を考えなければいけません
そこで重要なのが、ストレス解消の基本を押さえることです
それでは、ストレス対策の基本というのはどういうことなのでしょうか?
ストレス対策の基本とは?

ストレス対策の基本というのは、自分自身のストレスにちゃんと気づくことです
つまり、自分のストレスにちゃんと気が付かないとストレス解消法をしても全く意味がないということです
ストレスをどれだけ感じているのか正確に把握している人は少ないはずです
というのも、例えば職場の上司に理不尽に怒られてしまうとイライラして「上司ムカつく」と感じると思います。その程度の認識ではストレスを正確に把握していると言えません
・今のストレスは100点満点で何点ぐらいだろうか?
・今のストレスは過去のストレスと比較して大きいか小さいか?
ストレスを感じた時、上記のように自問自答してみてください。しっかりとストレスの度合いを把握することで初めてストレスを解消できるというわけです
ダイエットしたいのに自分の体重を把握していない人などいませんよね?つまり、ストレス解消したいのに自分がどれだけストレスを抱えているかまずは把握しないといけません
まずは現状を正確に把握する必要があります
✔️ オーラリングを活用してみる
・指にはめておくだけで睡眠の質やストレスレベルを計測できる
・スマホに記録を残すことができ毎日のストレスレベルの変化を把握できる
あなたのストレスが減らない3つの根本的な原因とは?
思考のアンバランス
ストレスを受ける根本的な原因として、自分自身の考え方や物事の捉え方に偏りがあるからです
例えば「仕事でミスをしてしまった」としましょう。思考がアンバランスな人は「自分はダメ人間だ」と考えたり「次も上手くいかないに決まっている」というふうに決めつけてしまいます
仕事でミスをしたとしても次も失敗する可能性は100%でもないし、自分自身がダメ人間であるという証明にもならないのに「仕事でミスをした=自分はダメ人間」と結びつけてしまってしまいストレスを感じてしまうのです
思考のアンバランスとは明確な裏付けもないのに物事を決めつけてしまうせいで大きなストレスを抱えてしまうことです
この決めつけこそがストレスの最大の原因なので思考のクセを正す必要があります
栄養のアンバランス
ストレスを受ける根本的な原因として、不摂生な食生活により栄養のバランスが悪くなりメンタルが打たれ弱くなってしまうことが挙げられます
健康的な食生活を送っている人の方が、そうでない人に比べて格段にストレスに強いということが数々の研究結果で明らかになっています
つまり、メンタルを強くするには食事を改善することです
少しずつ健康的な食事に切り替えることで誰でもメンタルを強くすることができます
受容のアンバランス
ストレスを受ける根本的な原因として、コントロールできない人生の問題をありのまま認めることができず現実を否定し続けてしまうことでストレスを抱えてしまうということが挙げられます
コントロールできないものをいつまでも悩んでいてもその事実は変わりませんし、考え込んで悩み続けることで頭の中でどんどん増幅してしまいます
つまり、本当にストレスに強くなるにはネガティブな体験を受け入れることです
人生とは幸せなことばかりではないということを積極的に受け入れましょう
コントロールできない感情やトラブルに振り回されないために精神をトレーニングして鍛える必要があります
ストレスの3つの根本原因を潰す科学的ストレス解消法
エクスプレッシブ・ライティング

エクスプレッシブ・ライティングとは自身が体験したネガティブな経験に対して、その時の感情や思考を包み隠さず紙などに書き記すというストレス発散方法です
辛いことがあったり、イライラしたりした時には誰かに話すことで気持ちが楽になると思いますが、他人からネガティブな印象を与えてしまい人間関係に悪影響が出てしまう恐れがあります
しかし、エクスプレッシブ・ライティングは紙とペンがあればいつでもどこでも手軽にストレス発散ができます
✔️ エクスプレッシブ・ライティング
・ 紙とペンさえあればいつでもどこでも気軽にストレス発散できる
・ 包み隠さず自分の感情や思考を書く
紙に自分の感情や思考を書くことで気持ちがスッキリするだけではなく冷静になれることから問題の解決方法が得られたりします
ストレスを感じるとどうしても冷静になろうとしても感情に振り回されて主観的になってしまいますが、書き出した不安や悩みは客観的に見ることができる材料になるため、たくさんの気づきを発見できることができます
1日20分を4日間続けるだけで効果が実感できます
メンタルを強くする食事法『SMILES』

オーストラリアのメルボルン大学が筆頭となって開発したメンタルを強くするための食事法として『SMILES』というものがあります
この食事法は数々の検証で実績を出しているほど信頼性の高い食事法になります
栄養のアンバランスを改善するにはまずは食生活を改善する必要があります
では、具体的に何を食べれば良いのでしょうか?
✔️ メンタルを強くするための食事法『SMILES』
● 1日で摂取すべき食品
・ 全粒穀物、野菜、フルーツ
・ ナッツ類、オリーブオイル、乳製品
● 1週間に1度摂取すべき食品
・ 豆類、卵
・ 魚介類、鶏肉、牛や羊や豚の肉
上記の食品は栄養素が豊富であり、脳や身体に良い栄養素である「ビタミン、ミネラル、必須アミノ酸、オメガ3脂肪酸」を多く含んでいます
食生活を改善することはストレスに強くなる方法でもあります
というのも、健康的な食事は体内の炎症を減らしてくれます
体内の炎症というのは「脳や身体へのダメージ」になってしまうため食生活を改善することによって体内へのダメージを減らし、ストレスを跳ね返す活力が身に付きます
普段より野菜やフルーツの量を増やし魚と脂身の少ない肉を食べることを意識する
さらに、詳しく掘り下げていくと不健康な食事によって『活性酸素』が発生します
この活性酸素は脳や身体にダメージを与えてしまい老化を進めてしまいます
つまり、活性酸素を出さない食事を心がけることでストレスに強いメンタルを手に入れることができます
アクセプタンス・ワードセラピー

アクセプタンス・ワードセラピーとは名言を使ってストレスや不安に対処する方法であり、「アクセプタンス=受け入れる」という意味です
つまり『受け入れるための言葉を使った治療』というわけです
ストレスや不安をないものとして扱ってしまうとよりストレスや不安が増えてしまうので、私たちはストレスを受け入れる必要があります
生きている限り、ポジティブなこともネガティブなことも必ず起きます
ネガティブなことがあるからこそポジティブなことが引き立たれ毎日楽しく生きることができるというわけです
✔️ アクセプタンス・ワードセラピー
・名言を読むことで受容の精神を養う治療法
・名言を読むことで自分をコントロールする能力が高まる
名言を読んだグループは読まなかったグループに比べてストレスによる食べ過ぎが60%減少し、ストレスによる無駄な買い物をする確率も50%減少すると研究によって明らかになっています
では、アクセプタンス・ワードセラピーで用いられる名言にはどのようなものがあるのか私が良いと思った名言を何個か紹介していきます
・誰かへの怒りに執着することは、怒りの対象の嫌いな相手があなたの頭の中に住み着く許可を無料で与えることと同じだ。
【アン・ラングース】
・しがみつくことが私たちを強くすると考える者もいるが、時には手放すことが私たちを強くするのだ。
【ヘルマン・ヘッセ】
ネガティブなことを避けてしまうことで逆にメンタルに悪影響が出てしまう現象を「体験の回避」と呼び、近年の心理学の研究では「体験の回避」こそメンタルを病む最大の原因の1つと考えられています
つまり、ストレスに強くなりたいならネガティブなことを避けるのではなく受容の精神を育てながら人生というもののリアルを積極的に受け入れていくしかありません
【結論】生きている限りストレスからは逃れられない

私たち人間は生きている限りストレスから逃れられません
しかし、ストレスの根本原因を把握し心の負担が慢性化する前に対処することはできます
そのためには、自分自身がどのくらいストレスを抱えていてどのようなストレスがあるのかしっかり把握しないといけません
というのも、ストレスにちゃんと気が付いていないとストレス解消法を実践しても全く意味がありません
食生活を改善し、客観的に自分自身を見る力や受容の精神を育てることで必要以上のイライラや不安に苦しめられることはなくなります