あなたの周りに「決断するのが早い人」や「様々な角度から物事を見ている人」、一緒に仕事をしていて「仕事の理解が早くスムーズに仕事をこなしている人」といった頭の回転が速い人はいませんか?
このような人が周囲にいると自分も「頭の回転を速くしたい」と考えると思います
頭の回転の速さは仕事だけではなく日常生活で起こり得る様々な物事を解決するために必要な能力です
この記事では、頭の回転が速い人の特徴と頭の回転が速い人の物事の処理について解説していきます
本記事の内容
頭の回転が速いとは
そもそも頭の回転が速いとはどういうことでしょうか?
人によって解釈が違うと思うので、この記事では「物事を正確に処理する速さ」と定義します
・ 問題の答えがすぐにわかる
・ 解決策をいくつも見出せる
・ 自分を客観視できる
例えば、いくら処理が早くても間違いだらけだと頭の回転が速いと言えません
頭の回転が速いというのは「処理の速さ」だけではなく「正確さ」も求められます
正確さとは知恵が働いているからこそ発揮されます
頭の回転が速い人というのは様々な知識を知恵に変換して物事を正確に、なおかつ速く処理できる人のことをいいます
人間はどのように物事の処理するのか
私たちはどのように物事を処理するのかインプットとアウトプットに分類して説明していきます
・ インプットの処理:情報をキャッチすること
・ アウトプットの処理:情報に反応すること
人間は何かしらの情報をキャッチしてそれに反応して生きています
まず、インプットの処理が行われるのは五感であり、それぞれの情報をキャッチしています
そして、脳でも記憶、思考、妄想、感情と言った情報をキャッチしています
① 五感から情報をキャッチ
② 脳に運ばれて情報を分類整理する
③ 分類整理された情報を統合して概念化させる
五感から得た情報を脳内で整理し、今までの知識と照らし合わせて判断していきます
大きさや色、形などの断片的な情報を統合し意味のあるまとまりとして概念化するということです
この流れを当たり前のようにやってのけるのが私たちの脳です
インプットの処理が行われた後にアウトプットの処理が行われます
身体であれば「動かす」であり、口であれば「言葉を話す」、脳であれば「思考する、感情的になる」ということをアウトプットの処理であり、私たちはお腹が空けば「食べる」という行為を行います
その行為の前に「食べたい」という感情になり、言葉を話す時も「話そう」と思考します
何か緊急でやらなくてはいけないことに対して真剣に取り組んでいる最中に今夜の晩ごはんは何か考えたり、気になる人が今何をしているか考えたりしないはずです
思考することで目の前の対象に集中でき、理解を進め問題を解決するきっかけとなります
頭の回転が速い人ほど思考モードになりやすいと言えます
頭の回転が速い人の特徴
会話のテンポが早く相手の話に対する理解度が高い
頭の回転が速い人は先回りしていろんな物事を考えられるので会話のテンポが早く、相手が何を話したいのか理解する能力に長けており、相手の伝えたいことをしっかりと把握することができます
会話は相手との言葉のキャッチボールで成り立っています。相手の会話だけではなく連絡事項でも大切なことや結論をしっかりと認識できるため、相手が求めていることを瞬時に理解します
相手が何を話したいのか、伝えたいのかが分かれば会話は単なる裏付けとしての役割にしかなりません
その裏付けがあるからこそ確実に相手の要求を正確に理解することができます
さらに、会話の中で急に話題が変わっても話についていけるため、相手も安心して話をすることができます
相手の話に対して即座に考え、話す内容をあらかじめ予測すると共に理解するため言葉のキャッチボールがスムーズに行われます
しかし、自分の頭の中ででた結論をすぐに披露してしまいがちになるのが頭の回転が速い人のデメリットです
物事に対して臨機応変に対応できる
頭の回転が速い人は物事に対して理解が深く、頭の中で考えるのも早いため変化に臨機応変に対応できます
さらに、新しいことに挑戦する時や物事に対して取り組む時に、この先起こり得るリスクを考慮し問題が発生したらどういう対応をしたら良いのか常に考えて行動しています
予想している結果に順調に物事が進んでいくことが理想的ですが、そうなるとは限らないため、先を見通し可能性を予測することを常に意識しています
また、気持ちや時間に余裕を持って冷静に目的を把握することを心掛けており、精神的にパニックになったり、焦ったりすることが少ないです
何かに挑戦する時や行動するときは目的や最終的なゴールを把握し、自分の行動を客観視してその目的にあったレールから外れていないか判断し、外れていたら軌道修正することが大切です
目的やゴールがわからないと、変化に焦ってしまいその場しのぎの行動をとってしまったり、起こりうるリスクを考慮して深く考えることが疎かになってしまうため、何かに挑戦する時や、実行する時はまず目的やゴールを把握することから始めましょう
好奇心旺盛で知識習得を欠かさない
頭の回転が速い人は好奇心が強く、自主的に勉強したり色々な経験を積んでいたりと知識や経験の習得に関して貪欲です
毎日の生活の中で新しい気づきや刺激を大切にしており、日常的にそれらを味わうことが出来る読書を習慣化しています
本を読み様々な価値観に触れることで自分自身の視野を広げ、興味の幅を大きくして専門家レベルの知識量まで到達する人もいます
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勉強や読書、経験で得た知識は人間関係、仕事、自分への評価につながるため自己承認欲求が満たされます
人間は他人と繋がることで社会生活を営んでおり、その社会生活の中でも承認欲求は非常に強い欲求です
好奇心旺盛で自主的に知識習得をして仕事や人間関係などに生かされ自分の評価が上がり、承認欲求が満たされるという好循環になります
知識習得そのものが楽しいという感覚に繋がり、義務感なく集中力を発揮できます
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優先順位がはっきりしていて何事にも効率重視
頭の回転が速い人はまず始めに優先順位を決めて物事を効率的にこなします
生活をしていく中でやらなければいけないことはたくさんありますが、ただ闇雲に目の前のことに対して実行していくだけでは頭の回転は速くなりません
1日のスケジュールに関して優先順位をつけて行動し、やらなければいけないことに対して「いつまでにやらなければいけないのか」や「やり終えるまでにどのくらいの時間が必要か」という情報を理解しておくことが重要です
このように正しい判断をするための情報を常に考える癖がついていることが頭の回転を早くしてくれます
そして、何事にも効率を重視するためダラダラと行動しません
いつでも機敏に行動することで脳が活性化され頭の回転が速くなります
また、頭の回転が速い人は生産性や遂行能力、達成能力が高い傾向にありますが人間関係を疎かにしてしまいがちです
効率重視が行き過ぎると他人との関係に悪影響を及ぼしかねないので、他人への焦点を失わないように気をつける必要がありそうですね
物覚えがよく記憶力に長けている
頭の回転が速い人は物覚えも非常によく、貴重な経験や大量の知識を覚えているため記憶力も高いです
頭の回転が速いのと記憶力が高いのは前頭葉が関係しています
前頭葉では思考、創造、判断などの働きをする部分であり、うまく機能していれば比例して頭の回転が速いことになります
というのも、情報処理するためには知識と経験、記憶が不可欠であり、それがないとそもそも情報が繋がらず素早く頭の中の整理ができません
つまり普段の生活から定着した多様な知識や経験、記憶を効率よく結びつけていることによる成果によって頭の回転が速くなったと言えます
必要な時に脳を活性化させ、必要じゃない時に休息させて効率よく脳を使い知識や経験、記憶の積み重ねで頭の回転を速くしているということです
まとめ
この記事では頭の回転が速い人の特徴と人間はどのように物事を処理しているのか解説しました
頭の回転の速さは仕事だけではなく日常生活で起こり得る様々な物事を解決するために必要な能力です
頭の回転が速い人や頭が切れる人普段から行なっている習慣によるものの成果である割合が大きいです
頭の回転が悪いと悩んでいる人もその習慣を身につけることで頭の回転を速くする可能性が十分あります
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