● 最近、もの忘れが多いと感じる
● アルツハイマー病や認知症の予防や改善をしたい
● 脳のパフォーマンスを高めたい
私たちの脳には毒が溜まっており、本来の力を発揮しにくい状態になっています
実は脳と食事には密接な関係があり、食事の内容を変えるだけで脳の毒を減らすことも解毒することも可能です
今回紹介する内容は認知症治療の第一人者である白澤卓二さんの『脳の毒を出す食事』の一部分です
それでは解説してしきます
本記事の内容
脳に毒が溜まるとどうなるのか?

脳に毒が溜まっている状態を放置していると、脳の一部が萎縮してしまいアルツハイマー病や認知症を発症してしまいます
受け入れ難い事実を先に言うと、私たち現代人の脳には毒が溜まっています
毒が溜まっているからといって、すぐに病気になるわけではありませんが、本来の能力が発揮できなかったり、もの忘れが多くなったり、ミスを連発したりしてしまいます
・ 昨日、食べたものが思い出せない
・ あの人の名前が出てこない
・ 何を話そうかど忘れしてしまう
このような出来事は認知症の初期症状が高く、単なるもの忘れと捉えてしまってはいけません。すでにアルツハイマー病や認知症の入り口に立っているのです
そもそも、脳の認知機能がしっかりと働いていればもの忘れは起こりません
もの忘れを年齢や疲れのせいにして放置してしまうと、症状はだんだんと悪化してしまい大変なことになってしまいます
脳と体を守るために私たちができること

脳や体にとって毒となるものは全て外部から入ってくるので、私たちができることは食事を整えることです
炎症や栄養不足、脳にとっての毒素を体内に吸収することによってアミロイドβが溜まっていきます。このアミロイドβによって神経細胞が機能障害を起こし、認知機能が低下してしまいます
食生活が乱れてしまうことでどんどんアミロイドβが溜まっていくので、食事を整えてすでに溜まっている毒を取り除き、再び毒が脳に溜まらないようにしなければいけません
まずは、脳の毒になるものを認識しておきましょう
・ 加工食品の添加物
・ 農作物に使われる殺虫剤や化学肥料
・ 化粧品の保存料や着色料
・ 空気中の汚染物質
上記の他にもたくさんありますが、これらは口や鼻、目、皮膚から体内に侵入し脳にどんどん溜まっていきます
✔️ 当てはまる項目が多いほど脳に毒が溜まっています
・ タバコ、電子タバコを吸っている
・ お酒をよく飲む
・ 薬を服用している
・ 全身麻酔を受けたことがある
・ 歯周病がある
・ 虫歯に詰め物をしたことがある
・ 歯のインプラント治療をしたことがある
・ 外食が多く、加工食品をよく食べている
・ 丼ものや麺類を食べることが多い
・ スナック菓子、クッキー、ケーキをよく食べる
・ 汗をかきにくい
・ 便秘がち
・ お腹が張ったり、下痢しやすい
いかがでしたか?
もし当てはまる項目がたくさんあったのであれば、脳に毒が溜まり続け、そのまま放置しておくとアルツハイマー病や認知症になってしまいます
しかし、安心してください。問題なのは気づかずにこのまま今まで通りの食生活で過ごしてしまうことです。知らないままで放置してしまっていることで取り返しのつかないことになってしまいます
これから紹介する脳に毒を入れない食事を心がければアミロイドβを溜め込むことを防ぎ、アルツハイマー病や認知症を未然に防ぐことができます
それでは、解説していきます
脳に毒を侵入させない食事
糖質制限を行う
糖質を抑える食事は、ダイエット以外にも脳に毒をためないための有効な食事方法です

糖質について詳しく知りたい方は上記の記事を参考にしてみてください
では、糖質制限がどうして脳に毒をためないために有効なのか?と言うと、体内に取り込む糖質の量を減らすだけで老化タンパク質(AGE)を作りにくくし、アルツハイマー病の危険因子になりうる血糖異常を防ぐことができるからです
本来、私たち人間が1日に分解できる糖質の量は決まっており、たったの15gです
砂糖大さじ2杯がおよそ18g、コンビニのおにぎり1個でおよそ38gなのでいかに少ないかが理解できますね
普段から私たちが食べているお米やパン、麺類にも糖質はたっぷり含まれており、さらにお菓子を食べてしまうと過剰に糖質を摂取していることになります
糖質を主食とする食生活を見直し、お米を玄米に変えてみましょう
玄米には私たち現代人に不足している亜鉛や、骨を作るカルシウム、高血圧を招くナトリウムを排除してくれるカリウムが豊富に含まれています
さらに、玄米には食物繊維も豊富でありよく噛まないと飲み込めません。よく噛むことで認知機能を高めて唾液の分泌を促し消化をよくしてくれます
お米を玄米に変えて1日50g程度食べましょう
薬になる油を使用する
私たちの常識の中に、『油は健康に悪く、カロリーが高いため太ってしまう』という認識がありますが、間違いです
正しくは、摂取してはいけない油のことです。体にとって良い油を摂取することで少量でもエネルギーになり細胞膜や様々なホルモンの核膜の材料となります
また、各種ビタミンの吸収を促進する働きもあります
『油は全てダメ』という思考停止な認識では必要な油分が不足してしまい、脳機能が低下してしまうなど様々なデメリットがあります

脂質について詳しく知りたい方は上記の記事を参考にしてみてください
では、脳や体の炎症を防いでくれる薬のような油とは一体何でしょう?
・オメガ3を含むアマニ油やえごま油
・オレイン酸が豊富なエクストラバージンオリーブオイル
・中鎖脂肪酸が主成分のココナッツオイルやMCTオイル
上記の油を加熱しないで1日にスプーン1杯分摂取しましょう
もちろん、好みで使い分けてもOKです
オリーブオイルは酸化しにくく脳の炎症を抑えるオレオカンタールという成分が含まれており、抗酸化成分が豊富です。加熱処理や化学的処理をしていないエクストラバージンオリーブオイルを選びましょう
ココナッツオイルの主成分である中鎖脂肪酸は中性脂肪になりにくく、肥満予防にも役に立ちます。もし、ココナッツオイル特有の甘い香りが苦手な人はMCTオイルがオススメです
トランス脂肪酸とオメガ6を含む油を避けて、アマニ油やえごま油やエクストラバージンオリーブオイル、ココナッツオイルやMCTオイルを毎日スプーン1杯分摂取しましょう
脳の毒を排出する食事
解毒作用のある食品を食べる
✔️ 解毒作用のある食品
・コリアンダー、ブロッコリー、キャベツ
・ケール、ラディッシュ、かぶ
・クレソン、ルッコラ、わさび、大根
・チンゲンサイ、アボカド、ビーツ
・にんにく、生姜、グレープフルーツ
・レモン、海藻、玉ねぎ、長ネギ
・ブラジルナッツ、パプリカ、カリフラワー
・エクストラバージンオリーブオイル
溜め込んでしまった毒は食べ物によって排出することができます。そのために上記の食品を毎日摂取しましょう
何g食べればどれくらい毒が解毒されるか把握したいところではありますが、私たち人間の体はとても複雑なため同じ量を食べても胃腸の健康状態によって栄養を吸収できる割合は変わっていきます
では、どのくらいの量を食べるべきなのか?
基準となるのは、お腹の満足具合です。無理してたくさん食べる必要はありません。大切なのはこれらの食品を何かしら毎日摂取することです
私の場合は、ブラジルナッツを毎日小腹が空いた時に食べています
持ち運ぶこともできますし、なおかつナッツ類は血糖値の急激な上昇を防ぐことでダイエット効果も期待できます。
また、食物繊維が豊富で便通を改善できるだけではなく、ビタミンEやミネラルもたっぷり含むので美容効果もあります
毒出し効果のある食材を毎日食べることを心がけましょう
腸内環境を整えることは脳の毒を排出する手助けになる

脳の毒を出すためには腸内環境を整えて便として排出しましょう
お腹が張ってしまうほどの便秘に悩まされてしまうと、便の中の毒が再び体内に再吸収されてしまいます
腸内環境が乱れてしまい、悪玉菌が蔓延ってしまうと有毒ガスが発生してしまいます。この有毒ガスをおならとして出せればよいですが、溜まったままにでいると体内に吸収されます
腸を健康な状態に整えて便通をよくすれば脳の毒を排出することができます
腸内環境を整える方法については下記の記事を参考にしてみてください

【結論】脳の毒は食事を改善することで減らすことができる

私たちの脳には毒が溜まっており、その状態を放置してしまっていると脳が萎縮してしまいます。最悪の場合、アルツハイマー病や認知症を発症し、家族や周囲の人を忘れてしまう恐れがあります
体験したこと自体を忘れてしまったり、もの忘れがひどくなったと感じることがあるのであれば、それは認知症の入り口に立っています
最悪の事態を避けるためにも食生活を整えて対策していきましょう
この記事では紹介できなかった内容を詳しく知りたいという方は下記のリンクから購入を検討してみてください