観察力が鋭い人は周囲が気付かないようなことでもすぐに気付いてしまいます
観察力があると周囲から一目置かれる存在になりやすいです
この記事では観察力と洞察力の違いについて説明し、観察力が鋭い人に当てはまる特徴について解説します
本記事の内容
観察力と洞察力の違いとは
観察力と洞察力はよく似た意味合いを持つ言葉ですが、その違いについて説明できる人は少ないです
わかりやすく説明すると、観察力は目に見える部分を見る力のことであり、洞察力は目に見えない部分を見抜く力のことを表します
観察力とは相手の見た目や癖、顔色など目に見える部分を細かく見る力のことです
コミュニケーションにおいて相手の表情や声の変化、ジェスチャーなど相手の目に見える反応に気付くことです
・いつも同じ時計を身につけているな
・今日はいつもと化粧が違うな
・昨日と比べて少し顔色が悪いな
過去の相手と今の相手を比較して違いに気付くことができる人こそ観察力があると言えます
洞察力は観察することが前提であり、観察力がないと洞察力も身につきません
洞察力とは観察した事柄から愛いての体調や気持ちなどの目に見えない部分を見抜く力のことです
表情やジェスチャー、声の変化を観察して相手の心理状態を分析します
・少し顔色が良くないから体調でも悪いのかな
・化粧がいつもと違うから気合いが入っているな
・いつもより口数が少ないから嫌なことでもあったのかな
洞察力があると相手が嘘や隠し事をしているとすぐに気付くことができたり直感的に真実を見つけ出したりできます
洞察力を身につけるためにはまずは観察力を身につけなければいけません
観察力が鋭い人の特徴とは
観察力が鋭い人と聞くと最初に思い浮かぶのは『シャーロック・ホームズ』ではないでしょうか?
特にホームズが初めてワトソンと出会う時に相手が何をしていたのか、どこの街出身なのか見抜く場面には驚かされたと思います
それでは観察力の鋭い人の特徴について解説していきます
何事にも客観的である
観察力が鋭い人は何事にも客観的に捉えることができます
物事に対して一歩引いて考える癖があるからです
そのため、人や物事を観察したときに小さな変化に気付くことができます
自らの主張の矛盾点や論理的不整合に気付くことができるため主観から離れて物事を見ることができるので、相手の立場になって物事を判断することが容易です
仕事をする上では客観的視点で物事を見るという能力は非常に役立つため、上司に一目置かれていたり、部下から信頼される人物であるでしょう
頭の回転が早い
観察力の鋭い人は視覚から入った情報から頭の中で整理することに長けているので頭の回転が早いと言えます
また、相手がたとえ口下手で情報量が少ない会話をしていても相手の言いたいことを頭の中で整理することができ、理解するのが早いです
そして、集中力を長い間維持することができるので学校での成績が良かったり、仕事の効率が良いという特徴があります
自ら疑問点に興味を持ち積極的に観察しようという気持ちがあるため長時間集中力を保つことができます
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常に冷静である
観察力が鋭い人は冷静で落ち着いている人が多いです
どんな場面でもその場の感情に流されないため感情的に物事を判断しません
不安や焦りなどの感情に流されることが少ないため感情の切り替えが早く、正しい判断ができます
また、物事を客観的視点で見ることが習慣化しているため何事にも合理的に考えるのが得意です
普段から自問自答し続けリスク回避を最優先にいくつかの選択肢を用意することで冷静で落ち着いた判断ができます
偏見や先入観を持たない
観察力が鋭い人は偏見や先入観を持たないようにしています
偏見や先入観は様々な角度から物事を捉えることに対して邪魔になるということを理解しており、何事にも素直に受け止めることを心掛けています
人や物事のありのままを見ることができるため他の人が気が付かないことに素早く気付くことができます
過度な偏見や先入観は正しい情報を認識できない要因になるので、できるだけ無くしていくことが大切です
広い視野を持っている
観察力の鋭い人は広い視野を持っているため、多くの情報から複合的に物事を判断できます
視野が広いことで一旦自分の考えから離れることができ、他の立場や角度から物事を捉えようとします
人は自分が気づいた物事の範囲内でしか考えたり、判断したり、行動することができません
なので、自分の考えに固執せず、他人の意見にも耳を傾けたり、様々な知識を積極的に吸収し比較する習慣が身につけましょう
様々な意見や物事の比較が視野を広げることに繋がり、結果として観察力を磨く要素の1つとなります
探究心が強く好奇心旺盛である
観察力が鋭い人は探究心が強く、好奇心旺盛です
人は自分にとって興味や関心があるものに対し無意識のうちに細かく観察します
逆に、興味や関心のないものに対しては変化に気付けないものです
観察力が鋭い人は探究心が強く、好奇心旺盛なため広範囲な物事に対して常に関心を向けています
多くの物事に興味や関心があるため対象物をしっかりと凝視して細かく観察するクセがついていると言えます
そうすることで、今まで見えていなかった解決策が見えてくることがあります
また、広い視野から全体の動きを把握し必要な箇所やタイミングで他の人をサポートすることができます
物事を論理的に考えるクセがある
観察力が鋭い人は論理的に考えるクセがあります
論理的というのは結論と理由がセットであることが必要であり、物事に対して結論を明確にし、その理由について深掘りして考えることが大切です
広い視野を持ち様々な角度から情報を分析することで物事に対する理由を深掘りすることができます
また、偏見や先入観を持たず比較する習慣を持つことで1つの情報だけに意識が集中せず複数の情報を元に考えることができます
複数の情報を集めるためには観察が必要不可欠です。論理的に考えるクセから観察力が磨かれます
まとめ
観察力と洞察力の違いについて説明しました
また、観察力が鋭い人の特徴についても解説しました
観察力が鋭いと仕事もプライベートも充実します。相手を察することができれば信頼へと繋がります
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