● 病気を避けて健康的に毎日を過ごしたい
● 年齢を重ねるごとに老けていくのを防ぎたい
● 理想の体型に近づくために痩せたい
実は、空腹時間を16時間作ることで上記の悩みが解決します
『1日3食しっかり食べましょう!』と親や先生に教育されて今日までその教えを守ってきた結果、体調を崩しやすくなったり、太ってしまったりしていませんか?
単純に考えると、太る原因というのは必要以上に食べ過ぎているということです
今回紹介する内容はあおき内科さいたま糖尿病クリニック院長の青木厚さんの『空腹こそ最強のクスリ』の一部分です
それでは、解説していきます
本記事の内容
1日3食は食べ過ぎな理由

結論からいうと、1日3食だと内臓が十分に休まらないため胃腸が疲弊してしまいます
胃腸が疲弊してしまうことで下記のような問題が起こってしまいます
・ 食べ物から栄養を摂取できなくなる
・ 食べ過ぎにより老化や病気を引き起こす
胃が食べ物を消化する時間は約2〜3時間、さらに脂肪が多い食べ物を消化するのに約4〜5時間かかります
小腸の場合は約5〜8時間かけて栄養素を吸収します
つまり、3食しっかり食べることは常に消化活動をしているということであり、私たち人間で例えると休む暇なく働きづづけている毎日を送っているのと一緒であると言えます
また、現代に生きる私たちは糖質過多に陥っています
ご飯やパン、麺類といった糖質は人間の生命維持のために必要な3大栄養素の1つですが、食べすぎることで肥満の原因や生活習慣病になってしまい健康を損ねてしまいます

それでは、空腹時間を作ることで得られる効果について解説していきます
空腹時間を作ると得られる効果
内臓の働きを復活させる
空腹時間を作ることで内臓の働きが復活し下痢や便秘、アレルギーや体調不良が改善されます
というのも、空腹時間を作ることで疲労と老化の原因である活性酸素の量を減らすことができ、衰えていた消化機能が戻ります
働きっぱなしである胃腸には空腹時間を作り、休憩させることで体力が回復し内臓の働きを復活させることで下痢や便秘、アレルギーや体調不良が改善します
生活習慣病を防ぐことができる
空腹時間を作ることで生活習慣病である「ガン、糖尿病、動脈硬化、心疾患」をまとめて遠ざけることができます
というのも、空腹の時間が続くことで体内で脂肪が分解されていきます
食べ過ぎによって内臓脂肪が付くことを防ぐので生活習慣病にかかるリスクを大きく減らすことができます
ダイエット効果があり体重が減る
空腹時間を作ることで体内で脂肪が分解されていくため、体重が減りダイエット効果が期待できます
食べ過ぎによって糖や脂肪が余分に蓄えられることで私たちは太ってしまいます
しかし、空腹時間を作ることで体内で蓄えられている糖や体脂肪をエネルギーとして優先的に燃焼しようとするため効率よく体重を減らすことができます
最後に食べ物を食べてから空腹時間を約10時間作ることで体内の糖がなくなり脂肪がエネルギーとして使用されていきます
オートファジーにより若返る
空腹時間を作ることでオートファジーが活性化し細胞が生まれ変わります
2016年にノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典栄誉教授の研究によると、オートファジーにより細胞が生まれ変わると生活習慣病や感染症の予防、肌や筋肉の老化を抑えることにも繋がるとされています
つまり、身体が飢餓状態になることでオートファジーが活発化し私たちの細胞を生まれ変わらせ若返ることが可能になるということです
食べ物を食べてから空腹時間を約16時間作ることで「オートファジー」が始まり体内の不要な老廃物が一掃され細胞と器官機能が活性化します
空腹時間を作るコツ
睡眠時間と組み合わせて16時間以上の空腹時間を作る

16時間以上の空腹時間を作るとかなりの効果を期待できます
しかし、16時間何も食べないでいるのは大変なので睡眠時間と組み合わせることで簡単に達成することができます
例えば、睡眠時間が8時間であれば、起きている時間は8時間何も食べなければ良いだけです
寝る前の4時間、睡眠をしている8時間、起床後4時間は何も食べないで過ごすことで空腹時間を16時間作ることができます
食べない時間を睡眠時間の前後に割り振ることで簡単に16時間を達成することができます

空腹に耐えられない時に食べても良いもの

最初のうちは16時間何も食べないということを実行するとどうしてもお腹が空いて我慢するのが苦痛になります
どうしてもお腹が空いて我慢できない場合は下記の食べ物なら食べても大丈夫です
・ 生野菜、サラダ
・ ナッツ類
・ チーズ、ヨーグルト
ご飯や麺類、パン、肉類などは避けて生野菜やサラダ、ナッツ類、チーズやヨーグルトなどを中心に食べましょう
私は空腹時間を抑えるのにナッツ類を食べるようにしています
というのも、ナッツ類は低糖質な食べ物であり血糖値が上がりづらく、良質な脂質であるので生活習慣病予防や動脈硬化、糖尿病合併症予防にも役立ちます
空腹で困ったらナッツを摂取することをオススメします
空腹感を抑えるのに役立つ食べ物

どうしても空腹に耐えられなくなった時に空腹感を抑えるのに役立つ食べ物は下記の通りです
・ 水、緑茶、コーヒー
・ シナモン
・ チアシード
起床したらまずコップ1杯分の水を摂取しましょう
水分を十分にとっていれば空腹感を抑えることができます。また、お腹がなってどうしようもない時は炭酸水を飲むことも効果的です
緑茶に関しては抗酸化物質とポリフェノールが含まれており、ダイエットしたい人にとっては必須です
チアシードには水溶性食物繊維とオメガ3脂肪酸が豊富に含まれており、水分を含むと約10倍に膨らむことから満腹感を得やすいです
私の場合はお腹が空いたらチアシードをヨーグルトに混ぜて食べることで空腹感を抑えています
✔️チアシードの健康効果
・低カロリーで高タンパク質
・食物繊維が豊富
・オメガ3脂肪酸で血液がサラサラになる
・カルシウムが豊富
【結論】空腹時間を増やすことで健康的になれる

何を食べないかではなく、食べない時間を増やすことで胃腸が疲弊するのを防ぐことができます
胃腸は疲弊してしまうと食べ物から栄養を摂取できなかったり、老化や様々な病気を引き起こしてしまいます
なので、空腹時間を睡眠時間と合わせて1日16時間は設ける必要があります
空腹時間を16時間作ることでオートファジーやダイエット効果があるのでぜひやってみて効果の程を実感してみてください
✔️16時間空腹時間を作ってめまいがする場合は?
・脱水の可能性があります。なので水分や塩分を補給しましょう
✔️16時間空腹時間中の運動は?
・アドレナリンの分泌量が増えるので空腹時間中の運動は理想的なタイミングです