● 痩せたい
● 健康に暮らしたい
● 脳の生産性を向上させたい
上記の悩みは『食事』によって改善することができます
というのも、食生活が乱れていると肥満や身体の不調に直接関わってくるからです
今回紹介する内容はディヴィッド・ローベンハイマーさんとスティーヴン・J・シンプソンさんの2人の科学者が書いた『科学者たちが語る食欲』の一部分です
この本は『New Scientist Best Book of 2020』にて選出された話題作でもあります
それでは解説していきます
本記事の内容
現代の食環境が最悪な理由

結論からいうと、現代社会は超加工食品に溢れかえっており食べすぎることで様々な病気のリスクが向上してしまいます
超加工食品というのは高度に加工された材料と人工的な成分で作られた食品であり、食品の中で1番危険性が高いです
お菓子、アイスクリーム、チョコレート、ファストフードなどたんぱく質や食物繊維、微量栄養素が少なく、脂肪や不健康な炭水化物が多いものが超加工食品です
私たちの家庭では滅多に使用されることのない成分や添加物が使われており、例えるならペンキやシャンプーと同じ工業製品と言えます
このような食品により私たち人間は過食になったり、不健康になってしまっています
考えてみれば、部族のような狩猟採取の生活をしている人たちの中で肥満な人は一人もいません
私たちの暮らす現代において、食環境は乱れすぎてしまっているのです
というのも、人間の持つ金銭欲つまりお金儲けのために超加工食品が世の中に溢れるようになってしまったことが原因です
収益性の高い超加工食品を大量に販売し、消費を促すための巧妙な戦略を一般大衆の健康に与える影響をお構いなしに行っているのが食品会社と言えるでしょう
現代の劣悪な食環境に対してどのように対策を打つべきなのでしょうか?
まずは、私たち一人一人が正しい知識を身につけ、それを実践していくことで健康被害から身を守ることにつながります
それでは、食事における正しい知識を4つ紹介していきます
知っておくべき4つの食知識
食欲を抑えるためにはたんぱく質を摂取すべき

人間を含むあらゆる生物はただ「たんぱく質欲」を満たすために食べています
しかし、現代の食環境はたんぱく質をわざと少なめにされており、脂肪や不健康な炭水化物、添加物が増やされ超加工食品で溢れているのが現状です
私たちは必要量のたんぱく質を摂取することで食欲は治ります
不足すれば、食欲はおさまりません
これは様々な研究でも明らかになっている事実であり、食欲において重要なのは「たんぱく質」です
たんぱく質を摂取すべきメリットとしては下記の通りです
✔️たんぱく質を摂取すべきメリット
・筋肉量の維持や増加
・痩せる体質になりリバウンドしづらい
・肌や髪がキレイになる
・体調が良くなり活力が湧く
・頭の働きが良くなる
たんぱく質は身体やホルモン、酵素を作る原料になります
しっかり摂取できるかどうかによって幸福度や脳のパフォーマンスに関わってくるでしょう

超加工食品を避けよう

超加工食品を避けるためには、超加工食品に特徴的な成分を覚えることです
原材料のリストに何が含まれているか調べる癖を身につけることで避けることを意識するでしょう
超加工食品に含まれている成分については下記の通りです
✔️食品成分
・高果糖コーンシロップ、水素添加油脂
・エステル交換脂肪、たんぱく質加水分解物
✔️添加物
・香味料、旨み物質、着色料、乳化剤
・乳化塩、甘味料、増粘剤、消泡剤
・充鎮剤、炭酸化剤、発泡剤
・ゲル化剤、艶出し剤
このような食品成分、添加物を避けることを意識することで健康被害に対して身を守ることに繋がります
食物繊維は腸内環境を整えてくれる

積極的に食物繊維を食べることは食べ過ぎを防ぐという「食欲のブレーキ」の役割があります
また、食物繊維は腸内細菌の餌となり腸内環境を整えてくれます
まず、食物繊維とはどのような食材のことでしょう?下記の食品を増やすことを意識しましょう
✔️食物繊維を含む食材
・野菜、果物、全粒穀物
・豆類、芋類
・きのこ類、海藻類
食物繊維は便秘を防いだり、生活習慣病を予防するなど健康維持に欠かせない食材です
食物繊維が不足することで、便秘や肥満、肌荒れや糖尿病などになる可能性が高くなると言われています
ただし、多く摂りすぎることでお腹がゆるくなり下痢や軟便になることもあるのでバランスよく適切な量を摂取しましょう
1日の中に食べない時間を作ると健康になる

食べない時間や空腹な時間を作ることで細胞やDNAの修復や維持が促されます
いわゆる「ファスティング(断食)」と言われますが、体内の糖や体脂肪をエネルギーとして優先的に燃焼しようとするため効率よく体重を減らすことができます
さらに、何も食べないことで小腸を休めることができるため免疫力がUPし腸内細菌が正常に働いてくれるようになります
いきなり、何も食べない日を作るのは身体にとって負担になりますので、まずは間食をしないことから始めてみてください

【結論】自分の健康は自分で守るべき

私たちが暮らす現代社会は超加工食品で溢れかえっています
この現状を理解し、正しい食知識を把握した上で自分自身の健康は自分で守りましょう
まずは、この記事で紹介した4つの食知識を積極的に取り組んでいきましょう
そうすることで、過食を防ぎ不健康を避けることに繋がるでしょう