厚生労働省が2016年に発表した『国民健康・栄養調査』では20〜69歳の男女で日頃から運動習慣がある人は21%しかいない
運動を継続する人が苦手な人が多いのが日本人です
「フィット・リブ」調べによる『運動習慣に関する調査』(対象は女性250人)によると、約7割の女性が「運動に挫折した経験あり」と回答しており「運動を始めて以来、続けている」と回答した人はわずか13.6%でした
運動において最も大変なのはやはり”続ける”ということであり、そのためにはまずあなたが「運動が続かない理由」を明確にする必要があります
この記事ではあなたが運動を続かない理由を明確にして運動を継続、習慣化する方法を科学的に解明していきます
本記事の内容
運動がもたらすメリット
・ 健康的な体型を維持する
・ ストレス耐性が身に付く
・ 脳の学習効率を高める
・ 体力や筋力の維持および向上
・ 肥満、高血圧や糖尿病など生活習慣病の予防
・ メタボリックシンドロームの予防
・ 不安、うつ、注意障害に効果的
・ 認知症予防
・ 加齢に伴う生活機能低下の予防
・ 心肺機能の向上により疲れにくくなる
・ 腰や膝の痛みの軽減
・ 血行促進により肩こりや冷え性の改善
・ 抵抗力を高める
運動は『副作用ゼロで無料の最高の薬』と比喩されるほど私たちの生活で必要不可欠な習慣です
むしろ運動不足であることは病気で死ぬ確率を高めてしまい、さらに医療費を増やしてしまうことに繋がります
私自信も最初はダイエット目的で始めた”運動”ですが、継続していくことで肌でそのメリットに触れることができました
まず、圧倒的にポジティブになったことが大きく、何事にも熱意を持って取り組む体力を得たお陰で毎日が充実しています
https://unpsymind.com/life-improvement/exercise-happiness/
まずは「痩せたい」というダイエット目的が理由でもかまいません。運動するきっかけを見つけて継続していけば必ずあなたの人生は好転します
あなたが運動が続かない理由
運動は辛いと思い込んでいる
運動が続けられない最大の理由は「運動=辛い」と思っていることです
人間は楽しいことなら続けられますが、辛いこととなれば続けることが困難になります
もちろん運動をしてこなかった人からすれば運動を続けることは辛いことかもしれません
しかし、「楽しい」と思い込むことで”ドーパミン”が分泌されて、逆に「辛い、苦しい」と思い込むことで”ストレスホルモン”が分泌されます
ほとんどの人は運動を「辛い、苦しい」ものと思い込んでいるためなかなか続けられません
「運動は辛い、苦しい」を「運動は楽しい」に変換することができれば運動は継続できます
ダイエットが目的になっている
ダイエットを目的にすると運動はなかなか続けられません
もちろん、運動をするきっかけとなるのは最初はダイエットかもしれません
しかし、ダイエットの効果はなかなか簡単に出ず、仮に1ヶ月間ジョギングしても体重は1キロも減りません
そのため、「こんなに頑張っているのに全然効果が出ない」とガッカリして運動をやめてしまう人が多いです
ダイエットの目標を設定するとモチベーションが上がり、ドーパミンが分泌されますが1〜3ヶ月以内にある程度結果が出ないと、ドーパミンは持続しません
つまり、モチベーションが続かなくなりほとんどの人は運動を継続するのを断念してしまいます
あなた1人でやっている
自分1人でやる運動は「いつでも始められる」反面、「いつでもやめられる」ので「めんどくさいからやめよう」と思ったらそれで終わってしまいます
誰かと一緒に運動やスポーツをすることは有効であり、自分のモチベーションが低くてもあなた以外の誰かがあなたのモチベーションを高めてくれます
運動を継続するには自分1人でやらず、誰かと一緒に楽しく競いながらやることが継続のコツです
目標が大きすぎる
「運動しよう」と思い立った人は「毎日30分ジョギングする」といった大きな目標を設定する傾向にあります
今まで運動が習慣化していなかった人がいきなり30分のジョギングを始めたら「こんなにも辛いのか」と感じたり「もうやめたい」と思うのは当然のことです
まずは小さく習慣化していくことが目標です
「1日15分のウォーキング」など確実にクリアできる「小さな目標」からスタートしていきましょう
効果的な運動に飛びつく
今まで運動を継続してこなかった人はいきなり効果的な運動に飛びつく傾向にあります
最近、効果的なトレーニングとして『HIIT』というサーキットトレーニングが注目されていますが、やってみるとものすごく大変です
いきなり効果的な運動、ベストの運動を目指すのは無理があり、運動習慣がしっかりとできてきてからより運動強度の高いベストな運動を目指すべきです
続かない理由を1つずつ攻略していくところから始めてみましょう
運動を継続させる方法
楽しい運動を発見する
運動は「苦しい」と思うとやめたくなり「楽しい」と思うと長続きします
つまり、あなたにとって「楽しい」と思う運動やスポーツを見つけて取り組めば運動を続けることができます
いろいろな運動の中から自分の好みにあった「楽しい」や「面白い」を発見していくことが必須です
ひとりでやらない
根気のある人はひとりで運動を始めても続けることができると思いますが、たいていは挫折します
なので、誰かと一緒に運動を始めると良いです。夫婦でやったり、友達同士でやったり、恋人と一緒にやったり、誰かと一緒にスポーツジムに通うのは最高の習慣です
一緒にやることで励まし合うこともできるので「辛い」や「苦しい」といった感情は簡単に乗り越えることができます
繋がりやコミュニティを楽しむ
ひとりでは無理でも「仲間」がいれば圧倒的に運動は続けやすいです
チームスポーツはチームワークも重要になっていくので続けるほど「繋がり」が強まっていきます
自分は「チームの一員」や「チームの役に立っている」という帰属意識も継続には重要になります
もしくは、スポーツジムでも会員同士の交流を促す交流会などのイベントを定期的に開催しているところもあるので、ジムで友達や仲間ができると運動とは別に楽しみができます
爽快感を意識する
運動が終わった後に「今日も最高のトレーニングができた」と発言するだけで運動に対するモチベーションが全く変わっていきます
運動を行なっている最中は「きつい」や「苦しい」といった感情がありますが、終わった後は誰でも「爽快感」や「達成感」に包まれます
私はジムからの帰り道に「今日はいい汗流したな」と独り言を言いながら運動の楽しさを毎回かみしめています
記録する
運動に限らず、何かを続けたいと思ったら「記録」することが重要です
トレーニングの成果を数字で見るだけで、モチベーションがUPします
スマホの「万歩計」のような無料アプリを入れておくと毎日の「移動距離」や「歩数」が自動的に記録されます
また、スマートウォッチを活用するとさらに詳しく運動量、消費カロリー、歩数、脈拍などをリアルタイムで表示、記録してくれます
毎日、必要な運動量や歩数をクリアできているか一目でわかるので便利であり運動を続けるのが楽しくなります
運動を習慣化させる方法
運動を習慣化させようと続けようとしても短期間で終わってしまうのがほとんどです
2ヶ月は続けれるけど、2年間続かない人ばかりです
しかし、それだとせっかく運動していたのがもったいないです
実際にどれくらい運動すれば習慣化するのか?とロンドン大学のフィリップラリー氏が行なった習慣化の研究結果を紹介します
ロンドン大学のフィリップラリー氏は『習慣化』に対して
・習慣化するには18日〜254日かかる
・習慣化までは平均で66日必要である
・1回サボっても大丈夫である
・一貫した状況や背景で繰り返すと有効である
習慣化したい行動によって習得する期間が変わっていきます。つまり簡単な行動は早めに習慣化することができますが、難しい行動は習慣化までに時間がかかります
もちろんですが、運動は習慣化するまでに時間がかかります
運動を習慣化するにはとりあえず『66日以上継続してみる』ことです。さらに下記の要因があればなお良いですね
・ 楽しいこと
・ 仲間がいること
・ 自宅からジムが近いこと
・ 競争心理が働くこと
・ 運動をする時間を1日の中で決めること
・ 小さな成功体験を積み上げること
https://unpsymind.com/life-improvement/custom-way/
まとめ
日本人は運動を継続することが苦手な人が多いです
運動は『副作用ゼロで無料の最高の薬』と比喩されるほど私たちの生活で必要不可欠な習慣です
むしろ運動不足であることはあなたを不健康にし、金銭的な不安を高めてしまいます
運動において最も大変なことは『続ける』ことであり、上記を参考に運動を継続し、習慣にしていくことで多様なメリットを実感できると思います
ぜひ、あなたの人生を運動によって良い方向にしていきましょう