生き物というのは生まれた時は何色にも染められていません
人間は外部の情報によって染められ、それをベースとして個人の価値観が作られます
個性だと思っているものは刷り込まれた外部の産物であり、オリジナルではありません
私たちは誰しもマインドコントロールされている状態と言えます
あなたの価値観は親の子育て次第や環境によって決まっていきます
マインドコントロールとは人の思想や情報をコントロールし個人が意思決定する際に特定の結論へと誘導する技術を指す概念です
常に他人からコントロールされているということを自覚し、自分の人生を他人に振り回されることなく自分で取捨選択できるようにしていきましょう
本記事の内容
マインドコントロールと洗脳の違いとは?
マインドコントロールと洗脳の違いは方法によるものです
洗脳とマインドコントロールは同じだと思っている人が意外と多いので違いを簡単に説明します
隔離、拘束、監禁、暴力、薬物使用と行った暴力的な方法で従うことを強要する方法が使用され相手の意思を無理やり変えようとする
洗脳とは違い暴力的な手段は一切使わず相手にとって利益になると感じさせるやり方が駆使され、操られている本人の意思で言動が左右されているかのように見せることができる
大きく異なる点として洗脳が暴力による強制的な変容を促すことに対し、マインドコントロールは相手が「自分がそうしたいからする」といった自発的な変容を促すという点です
どちらも本人の意見にお構いなく個人の主義主張を変えるものであり、悪用されるべき行為ではないため人間というメカニズムに触れながら解説していきます
なぜ人は動かされるのか?
人間の行動にはいつもの心理的な原則が存在し、私たちは毎日それに従って行動しています
マインドコントロールも人間の持つ行動原理を上手に活用しています
それでは人間の行動を決定している行動原理の基本である6項を紹介します
✔︎ 人は何かの恩恵を受けたらお返しをしたくなる
✔︎ 自分が何かしたらその後も以前にしたことを一貫して続けたい
✔︎ 他人が何が正しいと考えるかに基づいて物事が正しいかどうか判断する
✔︎ 人は自分が好意を抱いている人からの頼みを受け入れやすい
✔︎ 人は権威に弱く権威者の命令、指示には深く考えずに従いがち
✔︎ あるものが手に入りにくくなればなるほどそれを得る機会を貴重と思う
人間に限らず、地球上に存在する全ての生物が「気持ちいいか、不快であるか」という感覚で行動を決めています
もともと私たちは飢えや渇きを癒し、関心のあることに熱中したり好意のある人と一緒に過ごしたいと思うような「気持ちいい」と感じる行動を当然選ぼうとし、逆に不快感を回避しようとします
しかし、社会という集団の中で生活しているため単純に「気持ちいいか、不快であるか」という判断基準だけで生きていくことは不可能です
マインドコントロールにかかりやすい人の特徴
人間には誰もが感情を持っており、感情に働きかけることでその人のその後の行動を左右することができます
犯罪だけではなく、あなたの身近にマインドコントロールは存在しています
どのような人がマインドコントロールにかかってしまうのか知ることは自己防衛の1つとして理解しておきましょう
それではかかりやすい人の特徴を5つ紹介していきます
精神的に弱っている人
・ 恋人と別れた
・ 借金があり経済的に困っている
・ 孤独や不安を常に抱えている
これらの状態の場合、甘い誘惑に騙されやすくなっています
精神的に落ち込んでいる時に優しくされたりすると人は心を動かされます
本当の優しさや希望と勘違いしやすくなるということです
適度に人と距離感を保ちつつ客観的な視点を忘れないようにしましょう
自分に自信を持っている人
自分の考えが全て正しいと思っている人は視野が狭く、一度マインドコントロールにかかると解くことも難しいです
自信があるということは自分自身にマインドコントロールをかけている状態なので他人からのマインドコントロールも受けやすいです
マインドコントロールには対人カウンセリング的な要素があり、相手によってやり方が異なるためその人の性格にあった手法を使われるとすんなりかかってしまいます
考えることが苦手な人
マインドコントロールに引っかかる典型的な人というのは日頃から考えるクセがない人です
頭を使って考えるのは非常に疲れる行為なので、考えることを放棄し人のいうがままに行動してしまいます
相手を信じすぎず、自分の頭で考え判断するクセを身につけておきましょう
睡眠不足の人
睡眠不足は正常な判断能力を奪います
仕事でミスをしやすいだけではなく、外部の刺激に過剰に敏感になり感情的になってしまいます
私生活に悪い影響を与え、相手からコントロールされやすいので冷静な判断ができるまで休息することを心掛けましょう
マインドコントロールの解き方
マインドコントロールには様々な手法が使用されますが、どれも相手の視野を狭めるという共通点が存在します
・ 都合の良い情報を刷り込む
・ 相手の視野を狭める
・ 選択肢を与えない、もしくは誘導する
上記のような手法で相手の思考をコントロールしていきますが、マインドコントロールを解く方法としては視野を広げることにあります
それでは、視野を広げる方法を3つ紹介します
自分を客観視できるようにする
マインドコントロールを解くにはまず客観的になり、冷静な思考を持つことです
方法としては1つの言葉に対して正反対の言葉を唱えてみることです
☑️ 仕掛けてくる側の発言の反対のメッセージを常に脳内でイメージする
☑️ 仕掛ける側の視点、仕掛けられた側の視点、客観的に眺めている視点を設定します
☑️ 紙に文字を起こす、もしくは3つの椅子を向かい合わせて置いて下記を実践して下さい
⓵ 仕掛けられた側の椅子に座り、本音を思いっきり吐き出しましょう
⓶ 次に、仕掛ける側の椅子に座りマインドコントロールするにはどうすれば良いか本気で考え説得しましょう
⓷ 最後に両者を客観的に眺める側の椅子に座り、その様子を眺め仕掛けられた側にい対して助言をしてあげて下さい
何度か繰り返すことで広い視野を持つことができ、冷静で客観的な判断ができるようになります
肯定と否定の情報がセットになった時に初めて客観的かつ冷静な思考ができます
俯瞰的に眺めているもう一人の自分の立ち位置を忘れないようにすることが大切です
他人の意見を聞く
狭まった視野を広げるために最も簡単な方法として様々な人の意見を聞いてみることです
人によって考え方は異なるので多くの人の話を聞くことはたくさんの視点を持つことを意味します
・ 家族
・ 友人
・ インターネット
・ NPO
・ Q&Aサイト
インターネットの発達、SNSの普及により世界中の様々な人に意見を求めやすくなりました
家族や友人など身近な人に心配をかけたくない場合にはSNSやyahoo知恵袋などのQ&Aサイトで質問してみることをオススメします
色々な人の意見を取り入れ視野を広げましょう
良し悪しで物事を判断するのをやめてみる
マインドコントロールでは都合の良い、悪いという判断をさせようと擦り込まれます
なので、普段から「これは良いこと、これはダメなこと」という思考で生きている人ほど引っかかりやすいです
それは、自分が悪に当てはまった時に罪悪感を持ち、強い自己否定に陥るためです
自分が悪に当てはまることを極端に恐れ、相手の都合の良いように従ってしまいます
普段から、他人を善悪で裁くのが好きな人、善悪はっきりつけたがる人は、「どっちでも良い」という、視点を持つことで、より柔軟に思考を持てるようになるでしょう

まとめ
人の心を操るテクニックは、悪いことにも使えますし善いことにも使えます
だからこそ、正しく理解することはあなたの人生をより円滑なものにしあなたの心を守る知識となるでしょう
善いことに使うためにも、まずは実践することから初めてください
https://unpsymind.com/values-change/mind-control-method/
こちらの記事を参考にぜひ試してみて下さい