・ 反抗的な部活の後輩
・ 言うことを聞かない生徒
・ 従わない部下
あなたはこのような人たちに悩んではいませんか?
お互いに人間である以上思い通りに行かないことがよくあります
心理的に反発を起こすことで相手はあなたの言うことを聞こうとしないわけです
この記事では相手がどういうときにあなたの言うことを逆らわずあなたの思い通りに言うことを聞いてくれるのかということについて触れていきます
相手に罪悪感を感じてもらう
私たちは心理的な負い目を感じている相手の言うことには逆らえないですよね?
・ お金を借りている人
・ 仕事を手伝ってもらっている人
・ 異性を紹介してくれる人
このような人に何か頼みごとをされたときにすぐには断ることができません
このような「負い目」を感じていて仕方なく相手の要求に応じてしまうことを罪悪感効果と呼びます
「悪いことをしてしまった」「助けてもらった」と感じる相手には負い目を感じてしまいます
負い目をさっさと返してしまいたいと願う心理が働くわけです
逆に言えば心理的な負い目を感じさせれば相手に頼みごとや説得をすると成功する見込みが高くなるということです
たとえ嫌な要求であってもそれをあえて飲むことによって恩を返したという気持ちで楽になりたいと相手は思っています
相手に罪悪感を与えることができればあなたの言うことに逆らえなくなります
罪悪感こそが人の感情の中で最も簡単に誘導することが可能で強力に相手の行動をコントロールすることができます
ではどうすれば相手に罪悪感を感じさせれば良いでしょうか?
答えは簡単です。相手が罪悪感を感じるくらいに徹底的に親切にすることです
また、親切の価値は頻度で決まります
人間の好意も接触回数で決まります
https://unpsymind.com/love-psychology/special-love-step/
恋愛においても頻度というのはとても重要です
相手があなたの親切を常に受けていると感じるように些細な親切を断続的に行うことです
恥ずかしさを感じると人は言うことを聞く
人前で取るべき行動と自分が実際にとった行動が食い違ったときに生じる感情が恥ずかしいという感情です
自分一人の空間では恥ずかしいとは思いませんよね?
他人の目があるからこそ恥ずかしいと感じるのです
・ 人前で転けてしまった
・ 人前で間違えてしまった
・ 人前でオナラをしてしまった
人によって恥ずかしさの違いはありますが、恥ずかしさを感じた人は他人のいうことを聞きやすい心理状態になります
ボストン大学の心理学者ロバート・アプスラーは恥ずかしさを感じると心理的に他人の言うことを聞きやすい状態になることをエンバラスメント効果と名付けました
エンバラスメントとは恥ずかしさ、当惑という意味です
恥ずかしい思いをすると、私たちは別の人に善意を施すことで精神状態を落ち着かせたいと願うようです
恥ずかしさは不快な心理的な動揺であり、それを静めるために別の人に善意を施すことが手っ取り早い方法ということです
しかし、日常生活において相手にわざと恥ずかしい思いをさせることは困難です
運よくそういうタイミングに出会ったときに相手に頼みごとや説得をする絶好の機会であるということを頭の中にとどめてく程度でいいと思います
あなたの立場になってもらう
『こちらの身になって考えて下さい』
商談をうまくまとめるときのセリフです
実はこのセリフは相手に言うことを聞かせるためにとても有効と知っていましたか?
というのもこちらの立場に相手をたたせることができれば共感性が高まり言うことを聞かせやすくなります
・ お母さんの立場になって考えてみてよ
・ 上司の身になってやれよ
このように告げられると相手があなたに対して配慮が足りないと感じてしまいます
あなたがどれだけ困っているのか相手に分からせることも可能です
自分の意見を相手に理解してもらいたい場合には「私の身になって」と告げておくことで相手もあなたの共感性を高め、あなたの立場を理解してくれます
少なからず相手の気持ちをくじくことが出来ます
相手の注意を違うところに向けさせる
・ とても静かな部屋
・ 少し騒がしい部屋
上記2通りではどちらが説得に適した状況だと思いますか?
実は静まり返った部屋で相手を説得してもうまくいかない方が多いです
少しぐらい騒がしい部屋の方がうまくいく確率が高まります
理由として相手から反論が返ってきそうな話題で説得するときには相手の注意を別のところに向けさせ、その内容に対して反論が頭に浮かばないようにさせるためです
注意を拡散させると、説得しやすくなるということです。これを注意拡散法と言います。また、ディストラクション法とも言われています
大いに反論を呼びそうな話題をするときはなるべく相手の注意を他のことに拡散するといいです
そうすれば相手は頭の中で反論を構成することが出来なくなります
その結果として適当にOKしてしまう確率が高くなります
しかし、あまり注意を奪いすぎると相手の理解力がついてこないので多少注意を分散させることが良いです
相手の身体に触れる
✔︎ 相手の肩をたたく
✔︎ 相手の腕を押さえる
実は、相手の身体に触れることで説得効果が高まることがあります
このような技法をタッチングと言います
・ キャバ嬢はお客の太ももの上に手を乗せる
・ 看護師が患者の手を握る
タッチングは人と親密になるコミュニケーションとしても、仲直りするコミュニケーションとしても有効です
自分の感情を伝える上で、最も優れたコミュニケーションと言えます
また、タッチングは手、指を用いて触れる擦り込むなどして心身の健康維持や増進を目的とした行為でもあります。癒しを目的とした行為でもあり、ふれあいということです
・ 痛みが和らぐ
・ リラックスでき、心身が安定する
・ 眠りを誘ったり、安心感を与える
このような効果があり、恋人と喧嘩したときは言葉よりタッチングが有効と言われています
説得においてもタッチングは女性にとって有効です
男性が男性に対してタッチングを行うことはあまり効果がありません
男性は同じ男性から身体に触れられることをすごく嫌がります
握手程度であれば嫌悪感を抱かれにくいです
女性が男性に対してタッチングを行うとすごい効果を発揮します
女性の店員がお釣りを返すときに手のひらに触れながら小銭を渡されて不快な思いをする男性はいません
なので女性は男性に対して何か頼みごとや説得をするときはタッチングを大いに多様してその効果を実感してみて下さい
まとめ
相手を逆らえないようにする心理学について解説しました
自分の話を聞いてほしい時はまずは先に相手の話を聞くことに努めることも時には大切です
まずは相手を優先してみることから始めてみて下さい
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