● 賢くなりたい
● 仕事や学業で成果を上げたい
● 脳の生産性をUPさせたい
あなたの周りで「地頭が良い人」と思う人はいませんか?
コミュニケーション能力が高く、ユーモアに溢れ人気者でありいかなる状況でも臨機応変に対応できる
誰しも地頭が良い人に憧れを持つものです
今回紹介する内容は脳科学者である茂木健一郎さんの『眠れなくなるほど面白い脳の話』の一部分です
それでは解説していきます
本記事の内容
地頭が良いとは?

地頭が良いというのは、知識量ではなく論理的思考力やコミュニケーション能力のことを指します
つまり、その人本来の頭の良さのことです
成績を上げるためにただ暗記しただけの知識ではなく、身につけた知識を生かし判断材料として答えのないものに対してより良い行動に出るという「考え方」があるということです
社会に出ると学校では習わなかった想定外の出来事に対応する必要があり、うまく対応できる人こそ地頭が良い人です
「どのように解決すべきか?」「どの答えがベストなのか?」ということに対して知識や経験を生かし自ら導き出し柔軟に行動に移せることが地頭が良いという証拠です
では、地頭を鍛えるためにはどうすれば良いのでしょうか?
地頭を鍛えるためには脳の前頭前野という部分を鍛える必要があります
前頭前野は脳の最高中枢であり、『やる気、集中力、記憶力、論理的思考、客観的思考、行動や感情のコントロール、コミュニケーション能力』を司っています
前頭前野が発達している人ほど、人付き合いが上手であり目先の利益にとらわれることなく長期的にみて有利な選択ができます
その結果として、社会的地位や経済的地位が高くなる傾向があると言われています
地頭が良い人の特徴
臨機応変に柔軟な対応ができる
地頭が良い人は様々な物事に対して臨機応変に柔軟な対応ができます
知らない物事に対して自身の考えや経験に囚われることなく、他人の意見や想定外の考えにも柔軟に取り入れようとします
つまり、広い視野を持って物事を俯瞰しているといえます
また違った視点から答えを導き出してうまくいかなかったら他の方法を試すといった試行錯誤を繰り返すことで知識や経験が身につき、物事を広く柔らかく考えることができます
相手に合わせた会話ができる
地頭が良い人はコミュニケーション能力が高いです
相手への興味や関心が強く、自分語りをあまりせず会話の主導権を完全に握らせます
会話の中で出たワードを深掘り、さらに質問をして返すことで相手の真意や気持ちを汲み取るのがとても上手です
すぐに仲良くなったり、他人から信頼されやすく多くの友人に恵まれているでしょう
読書習慣がある
地頭が良い人は読書週間があります
新しい物事や価値観に柔軟であり、インプットに貪欲であるため知りたいと思ったことに対しては読書を通して知識を吸収します
読書習慣から培った知識や語彙力が話の引き出しの豊富さや一緒にいて楽しく過ごすことができる要因の1つとなり、男女問わずモテる人が多いでしょう
物事の本質を掴むことができる
地頭の良い人は物事の本質を掴むことに優れています
私たち人間は周囲の評価や噂話に影響される生き物であり、大多数の意見に流されがちです
しかし、地頭が良い人は自分で考える習慣が身についているため他人の考えや意見をそのまま鵜呑みにすることがありません
表面的な情報から判断するのではなく、しっかりと深く考えた上で判断するため本質を捉えるのに優れています
【脳科学者が語る】地頭を鍛える7つの方法
雑音の中で勉強や作業をする

雑音がある場所で勉強や作業を行うことで脳に負担がかかり前頭前野が鍛えられます
勉強や作業を行うときは静かで集中しやすい場所で行うことの方が多いと思いますが、あえて雑音がする環境下でやってみることがオススメです
というのも、雑音があることで目の前のことに注意を向け続けるという力が向上するからです
また、東大生の多くは幼少期にリビングで勉強していたと聞いたことはありませんか?
私たち人間が集中しやすいのは「リラックスできる空間であり、適度な緊張感と安心感がある」環境下です
私も読書やブログを書くときは自宅よりもカフェに行くことが多いです
リビングやカフェなどで勉強や作業を行うことは作業効率も向上し、脳の前頭前野を鍛えることにもつながりますよ
カフェやリビングなど雑音がある環境下で勉強や作業をすることで脳の前頭前野が鍛えられます
時間を決めて作業を行う

作業にあらかじめ制限時間を決めてその時間内に終わらせるようにチャレンジすることで脳に負担がかかり前頭前野が鍛えられます
例えば、30分で終わらせることを目標にします
30分の間に終わらせなければいけないのでメリハリがつき、脳内の思考がフルで稼働します
人間の集中力には限界があるので長時間だらだらと作業しても効率が悪いです
制限時間を決めて思考をフル活用して作業し、少し休憩するなどメリハリを持って進めていくことで効率よく作業を終わらせることができ、同時に脳も鍛えられますよ
作業をするときは制限時間を設けて少し休憩するなどメリハリを持つことで脳の前頭前野が鍛えられます
マインドフルネスをする

マインドフルネスを日頃から実践している人は脳の前頭前野が発達し、集中力や記憶力や作業効率がUPします
そもそも、マインドフルネスというのは過去や未来や先入観といった雑念にとらわれることなく身体の五感に意識を集中させて「今、この瞬間」を受け入れるということです
実践すれば効果が高く脳が鍛えられるだけではなく、ストレス解消や抗炎症効果がありますが初めのうちはリラックスすることすら難しいです
神経を集中させようとするとかえって気が散ってしまったり興奮がおさまらなかったりします

様々な体験をする

今まであまり経験のない体験をすることで前頭前野が鍛えられます
やったことのないスポーツをやってみたり、美術館に行ってみたり、散歩や読書、映画を観るといった日常のインプットが脳に刺激を与えてくれるようなことを体験しましょう
脳の機能をまんべんなく使うためには様々な体験をするべきです
色々な種類の刺激を与えることは地頭を良くするために有効であり、普段やらないことをやってみることで脳は活性化します
普段あまりやらないことをあえてやってみることで脳の前頭前野が鍛えられます
脳に良い栄養を摂る

記憶力の低下を防ぐために最も重要な役割を担っているのが食事です
毎日バランスの良い食事を摂っている人はそうでない人に比べて物覚えがよく、頭の回転が速いという研究結果があります
では、脳に良い栄養とは一体なんでしょうか?
・DHA:記憶力、集中力がUPする
・チロシン:ドーパミンの原料になる
・トリプトファン:セロトニンの原料になる
・ポリフェノール:記憶力や思考力がUPする
・ビタミンB6:脳のエネルギー吸収を手助けする
何を食べるかということは脳にとってとても重要なことです
上記の栄養素についてそれぞれ食べるべき食材を紹介します
✔️ DHAを多く含む食品
・イワシ、サバなどの青魚やアボカド
✔️ チロシンを多く含む食品
・アーモンド、バナナ、鶏肉
・チョコレート、コーヒー、卵、ヨーグルト
✔️ トリプトファンを多く含む食品
・豚肉、牛肉
・豆腐、納豆
・味噌、ごま、乳製品
✔️ ポリフェノールを多く含む食品
・チョコレート、大豆
・緑茶、紅茶、コーヒー
・赤ワイン、そば、玉ねぎ
✔️ ビタミンB6を多く含む食品
・お米、ジャガイモ
・牛肉、豚肉、鶏肉
・卵、乳製品、魚介類
・野菜、ナッツ類
物覚えがよく、集中力が長く続く人の食生活はDHAやEPAを多く含む青魚を中心なものが多く主に和食というイメージです
つまり、地頭の良い人と悪い人の差というのは食生活に表れてしまいます

心理的安全状態を作る

ここで言う心理的安全状態とは「危険、恐怖、不安であること、未知であること、曖昧であること」が少ない状態のことです
逆に上記のようなことが多い場合は心理的危機状態であり、脳の前頭前野の機能が低下していきます
つまり、心理的安全状態を作ることで前頭前野が発達し脳にとってよい環境であると言えます
では、具体的にどのようにして作るべきなのでしょうか?
✔️ 心理的安全状態を作るためには?
・ 生活を安定させる
・ 貯金がある程度ある状態を作る
・ 生活リズムを整える
難しいことかもしれませんが、脳の機能の低下を防ぐためには上記を意識しなければいけません
まずは、生活リズムを整えることから始めてみるのも良いかもしれません

悪い思い込みを排除する

悪い思い込みというのは脳のパフォーマンスを低下させてしまいます
私たち人間は思い込みによって悲観的な人生を歩むことも楽観的な人生を歩むことができます
『病は気から』ということわざがあるように病気の発症や不安定なメンタルは思い込みによって生じてしまうことが様々な研究によって証明されています
「どうせ自分には無理だ」や「頑張っても意味がない」などという思い込みをしてしまうことで脳のパフォーマンスが低下してしまうだけではなく、脳の発達を妨げてしまい最悪の場合メンタルが病んでいきます
では、ネガティブな思い込みを排除するための対策としてどのようなものがあるのでしょうか?
✔️ ネガティブな思い込みを排除する対策
・自分の良い面や強みを把握する
・好きなことや得意なことを磨く
・目標のハードルを下げる
・周りを気にしない
・他人と比べず自分軸で生きる
根拠のない自信でもよいので持つべきです。最初は根拠のない自身でも最終的には努力によって実績を作り出し根拠のあるものにしていけば良いだけです
まずはポジティブになることから始めていきましょう

【もっと地頭を良くしたい人へ】オススメ本3選
「地頭力を鍛える」
本書は問題解決のための思考力を磨くポイントについて解説されています
読むことで論理的思考力が高まりますよ
「ロジカル・シンキング」
本書の内容を実践することで順序立てて話す必要性や論理的に意見を述べる方法が身につきますよ
「思考の整理学」
本書は東大生や京大生から根強く支持されています
読むことで思考を整理するためのテクニックを理解できますよ
【結論】地頭は前頭前野を鍛えることで良くなる

地頭を良くするためには脳の前頭前野を鍛えることです
脳への投資もしくは知識への投資こそ他人から奪われるリスクがなくオススメな自己投資と言えます
論理的な思考や自分で考え抜く力を持っている人はこの先何があっても自ら道を切り開いていくことができるでしょう
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